舞台 無事終了! 御礼!!

 

 

10月14日

 

公演は終わった

 

数十年振りで役者として舞台に立った

 

準備、そしてステージでの仕事量はウクレレライブの費ではない

 

ウクレレのライブではあまり緊張することがなくなったが、今回は違った

 

まず練習時間を十分にとれなかったこと、芝居の台詞や段取りは立ち稽古を繰り返すことでしか身につかない  その立ち稽古量が絶対的に少ない!

 

これは僕のスケジュールが過密過ぎているためだ

 

しかし やるしかない

 

本番直前には睡眠不足と過労と本番のプレッシャーでおかしくなっていた

 

終始ぶつぶつと念仏のように台詞を口ずさみ、頭がしびれ、めまいがして、気をゆるめるとリハーサル中でも意識がとびそうになる  

 

どぶちゃんに 俺らは体はってなんぼだから  と鼓舞された

 

10代の頃 まだ世界の理の何ひとつも知らない頃  夢と希望を胸に目を輝かせ芝居の世界に飛び込んだ

 

あの時の気持ちを思い出した

 

途中で音楽に転進したが、でもあの頃に叩き込まれたスピリットは今でも変わってなかった

 

それだけが 自分が今戦える自信なのだろう

 

いや  

 

そうではない  この道を歩んできた半生   

 

素晴らしい出会い、経験と引き換えに 

 

あまりにも大きなものを沢山 沢山 犠牲にしてきた

 

あれほど応援してくれた母が危篤の時 自分は舞台に立っていた

 

そしてその舞台は撮影中の事故で亡くなった仲間の追悼公演でもあった

 

血を吐き地を這うような沢山の出来事たち

 

でもそこを通ってきたからこそ 今の自分の表現があると思っている

 

こうしているこの一瞬にも耐え難い辛い出来事と直面していたりする

 

それはずっと続くのだろう、、、

 

 

 

さて 本番当日、 薄曇りの中劇場に向かう

 

すでに疲労と緊張はピークになっている

 

ただ一度の真剣勝負

 

この公演、小品3部作中 全編に渡ってギターで音楽を入れていく

 

劇中に聞こえる音は台詞とギターとウクレレのみ

 

曲のモチーフはあるが、弾くタイミング、テンポ、強弱などすべて即興

 

役者の心の動きを感じ取るため全神経を集中させる

 

そして2話目

 

ついにきた

 

自分は二人芝居の相手役 その間も演奏は続いている

 

演奏しながら長台詞を言い、しかも場面の雰囲気を最大限に引き立てるため指先に魂を込める

 

とてつもない経験だった

 

動員は振るわなかったが、作品全体の出来は最高だった

 

自分への評価もいただけたので、復帰戦は合格だろう

 

シアターユークスへのヒントが少し見えた気がしたが、その遥かな頂を見上げて背筋が凍った

 

がんばるぜよ!

 

 

最後に、、、今回 胸を貸してくれた盟友 未童、青年座のホープ 那須佐代子、新人のやなぎまい、無理難題に答えてくれた照明の国府田さん、舞監、そしてすばらしい名優でもある中村銀二、銀ちゃん、特に未童、佐代子、銀ちゃんは若い頃同じ釜の飯を食った仲間でもある

そして、小雨の中、遠くから観に来てくれたみなさん、小道具を貸してくれた天才芸術家小林さん、劇場 風姿花伝さん

それから、守ってくれた芸術の神さま

 

関わったすべての方に感謝!!

 

ありがとうございました! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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